「生きづらそうだね」と、よく言われる。
かなりの人見知りで、大学時代は友達がひとりもいなかった。完璧主義なわりに大ざっぱで、責任感と感受性だけは人一倍。繊細で疲れやすいくせに、やたらと刺激を求めるジャンキーなので、自分から好んで傷だらけになりに行くようなところがある。そんな矛盾した生き方のせいで、よく心を擦り減らしてきた。
新卒で入った会社は、一年でメンタルを崩して退職。
藁にもすがる思いでネットをさまよい、「繊細さんにはデザイナーが向いている!」という記事を鵜呑みして、未経験からデザイナーに転職した。
そして、気づけば早5年。
思うことは、「クリエイティブ業界、ちょっとタフすぎないか!?」ということ。
産みの苦しみとはよく言ったもので、基本的にいつも苦しい。修正は終わらない。アイデアは浮かばない。だけど〆切だけは着実に迫ってくる。
それでも(だからこそ)よいデザインができたときの喜びは、何にも代えがたい。だから今日まで辞めずに(辞められずに)来てしまった。
繊細さんにデザイナーが向いているかは解らないけれど、人よりたくさん感じたり、悩んだり、疲れたりする分、同じくらい強く、世界にワクワクできていると思う。そして、この生きづらい特性が、よいデザインをする為にも必要な要素だったりするのではないかな、などと思ったり。
そんなわけで、このブログでは、「繊細デザイナーが、クリエイティブでタフな世界を、いかに楽しくサバイブしていくか」を模索してゆきたいと思っています。
冒頭の「生きづらそうだね」には続きがあって、そう言った友人は「でも、その生きづらそうなところが好き」と笑ってくれた。「面白くていいじゃん」と。
「生きづらそうなところが好き」
自分でもそう思えるように、わたしという人間を、面白がりながら、いい感じにデザインしていけたらいいな。
(今のところ、ブログのデザインすらままならないけれど!Wordpress難しい〜勉強します)
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